’01、6月 |
| グリンデルワルドへ 初めての海外の登山でしかも一人旅なので不安もあったが、グリンデルワルドの日本語案内所(JIB)の情報をインターネットで読み、行けばなんとかなるだろうと思い、格安の航空券を買って飛んできた。 成田-フランクフルト-チューリッヒに飛び、電車に乗ってグリンデンワルドに着いたのが夜の9:30、緯度の関係で外はまだ明るいものの、人通りが無く初日だけ予約しておいた宿の場所が判らず、心細かったが何とか見つけることができた。翌日、JIBを訪ね、登山ガイドを頼むためガイド組合のオフィスを訪ねたが、今年は山に雪が多いうえ、天気予報では明日山は雪、そのため登山は明後日以降に延期になった。 |
アイガーとグリンデルワルド村 |
山上湖 バッハアルプゼー |
フウロウの仲間とヴェッターホルン |
お花畑とメンヒ |
| トレッキング バッハアルプゼーへ ガイド組合を訪ねた後、パン、チーズなどを買い込みケーブルでフィルストに登り、そこからバッハアルプゼー(山上湖)を経てファールホルンまで歩いた。天気快晴、ヴェッターホルンやアイガーの白く輝く山々を眺め、足元に一面に咲く高山植物を楽しみながら歩く。ここは人気コースで沢山の日本人がツァーで来ていた。帰りに突然の雷雨に合い、走るようにしてゴンドラまで戻った。 オーバーグレッチャーからクローゼシャイデックへ 2日目、天気雨。傘をさしてオーバー氷河を見学に行く。氷河の末端は巨大な青い塊で表面はウレタンのようにぼそぼそしている。温暖化で氷河はどんどん後退しているらしい。 その後、雨の中をバスに乗ってクローゼシャイデック(1962mの峠)へ行く。雨の晴れ間にお花畑を散歩していると、足元からマーモット(ウサギ位)が飛び出した。 |
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氷河のそばの石灰岩に咲いていた |
黄色いサクラソウ |
| シルトホルンへ 3日目、雨が上がり登山が出来るかと思ったが、昨日、山に雪が積もり危険なため延期。午後から電車、ケーブルなどを乗り継いで、シルトホルン(2970m)に登った。007のロケ跡や雲間から顔を出す雪に覆われた山々を見る。夕方、インターラーケンまで行き、ディナーショーを見る。 アルピグレンへ 4日目、朝ガイド組合に行き粘って交渉して、夕方から山に入ることになる。それまでアイガーの壁を眺めながら一面に花が咲く道をトレッキングする。高山植物が咲くお花畑でも、実は牧場で牛やヤギがいる。この後、牧草として刈り取ると聞いて驚く。 |
ソルダネア アルピナ(サクラソウ) |
ゲンチアナ アルピナ |
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パンジーの仲間 |
| 山小屋に入る 午後の4時にグルンド駅でガイドのロッシュと会う。長身でがっしりしたインテリ風の男。登山電車でユングフラウヨッホ駅まで上り、そこからアレッチ氷河上部の雪原をおよそ1時間歩いてメンヒヨッホヒュッテに入る。初めてのアルプスの山小屋の一夜、夜半から強風が山小屋をゆすって行く。 出発 4:30に起きて食堂に行く。ロッシュが現れ、パンとコーヒーを持ってきてくれる。風が強く危険なために私が希望したユングフラウは中止して手前のメンヒに登ることになる。食事を済ませ、出発準備、ロッシュとザイルでつなぎ、5:50分出発する。気温0℃。雲に隠れて山は見えない。氷河から吹き付ける強く冷たい風も気持ち良い。 登攀 氷原を20分ほど歩いてメンヒとアイガーをつなぐ稜線から降りてくる尾根に取り付く。すぐ露出した逆層の岩場になる。コンティニュアンスで登り、きわめて危険なところはロッシュがリードしてくれる。雪の斜面に出てアイゼンを着ける。私には経験の無い急斜面でアイゼンの爪を蹴りこみながら登る。雲が次第に切れて眼下にヨーロッパ最大のアレッチ氷河が雄大に広がる。アイガーをつなぐやせた稜線に出る。登ってきた反対側には雪尾(セッピ)が大きくせり出している。狭い稜線をメンヒの頂を目指して慎重に登る。 山頂 8:30分誰もいない狭い山頂に立った。手袋を外してロッシュと握手、彼がドイツ語で説明してくれる。右手にユングフラウ(4158m)、その左の鋭い峰がアレッチホルン(4193m)、氷河を挟んで対峙するのがこの地域の最高峰フィンスタールホルン(4273m)、雲の上はるか遠くにマッターホルン、その右がモンテローザ、左手下に尖った頭のアイガーも見える。名前は知っているが初めて見るアルプスの名峰が雲の上に突き出ていた。 |
岩場を登る |
やせた稜線を行く |
山頂で ガイドのロッシュ(右)と |
雄大に流れるアレッチ氷河 |
遠くにマッターホルン |