南米 アンデス Mt エル・プロモ(5430m) 2008、1月 |
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| アコンカグアに登るための高地順化のためにサンチャゴの近くのエル・プロモに登る。カウボーイの姿、空を舞うコンドル、初めて見る当地固有の植物などを楽しみながらトレッキング。5430mの山頂はさすがに厳しかった。 | ||||||||||||||||||
| 1月9日 13時間ほどの長い飛行で、出発時間よりも早い同日の14時にUSAのアトランタに着く。乗り継ぎ時間が5時間ほどあったので、入国手続きをした後、アトランタ市内を散歩し夕食をとる。夜の9時にアトランタを発ち、チリのサンチャゴに向かう。 1月10日 12時間ほどのフライトで朝のサンチャゴに到着。ここは真夏で街路樹が緑に茂り、人々も半袖の夏姿である。空港に現地のガイドが迎えてくれた。ホテルに直行し、荷物を開いて夏姿に着替え、ガイドの紹介やスケジュールの確認などのミーティングが行われた。 参加メンバーは8名(女性2名)で、平均年齢は約60歳、ガイドはAGからS氏(38歳)、彼はヒマラヤ、アルプスを中心にして、アコンカグアは2回目。出迎えてくれたガイドのユーホーは28歳のフィンランド人で、アルプスなどで経験を積んだ後に当地に来た国際ガイドで、大きな体で抜群の体力があり、冒険的なスノーボードも楽しんでいるという。サブガイドのフラビオはイタリー系のアルゼンチン人で42歳、温厚な性格でマテ茶をすすり、暇な時はヨガをしている姿が見られた。午後、サンチャゴ市内を散歩し市場を見学した後、レストランで食事をする。 1月11日 エル・プロモに向かう。必要装備以外をホテルに置き、昼前に車でラ・パルバスキー場に向かう。 途中、レストランで昼食、3時スキー場内のキャンプ場(3300m)に到着し、全員でテントを設営する。テントは1〜2名単位で使用。ここは広大なスキー場で、夏の今は乾燥した草原で、馬や牛が放牧され、馬に乗ったカウボーイが牛の群れを追い立てている光景が見られた。初めて見る南米固有の草花の写真などを撮りながら付近を散歩したあと、夕食。メニューはサラミやチーズのオードブル、スープ、大きなサーモンのステーキ、甘いデザートなどで2人のガイドが作ってくれた。この先もキャンプではユーホーとフラビオが、肉がメインの食事を作る。2人が作る食事はボリュームがあり、味付けも我々日本人に好評で、毎日全員が残さずたいらげた。 夏季で日照時間が長いうえにサマータイムを取っているせいか夜暗くなるのが遅く、9時を過ぎてもまだ明るい。夜、トイレのためにテントから出ると目の前に馬が立っていて驚く。遠く谷間にサンチャゴの町の灯りが美しく見えた。
1月12日 朝5時、まだ暗い中で馬や牛が鳴き始める。鳥のような声で鳴き続けるムーラ(馬とロバの間の子)の声で眼がさめる。朝食後、各自テントを撤収し、出発する。スキー場を登って稜線に出て、雪を被るエル・プロモに向かって進む。途中で昼食(行動食)を取りながら尾根を3つ越えた。コンドルが青い空を雄大に舞っている。ピエドラ・ヌメラーダというまばらに小さな草が生えきれいな泉がある地点(3400m)にキャンプを設営する。
1月14日 いよいよエル・プロムに登る。アコンカグアで使用する装備を確認のために身につけ、朝の4時にテントを出発する。日の出前にはまだ早く、暗い中ヘッドランプをつけてガイドのヨーホーの後を歩き出す。空は一面に星が輝き、南十字星が天の川にかかっている。人工衛星と思われる光がオリオン座を横切って行く。急な斜面につづら折りに付けられたルートをたどって高度を上げ、2時間ほど歩き続けると東の空が明るくなり始める。寒さが厳しく高度の影響が出て歩くのが辛い。
ここから、高度差が300メートルを超すと思われる急な雪渓を、アイゼンを付けて登る。表面が鋭い氷の柱になっていて、転んだら怪我をするほどだ。朝からほとんど食べ物をとっていない上に、高度の影響が出て足が上がらない。1人遅れて数を数えながら10歩登っては立ち止まり、大きく息を吸って呼吸を整えゆっくり登った。雪渓の中央ぐらいで胸が異常に苦しくなってきた。雪渓の上部にようやくたどり着き、頂上はすぐ近くに見えた。頂上から帰ったガイドのユーホーが、「緩い稜線を5分も行けば頂上に立てるから行こう」と誘ってくれたが断り、メンバーが頂上から戻るまで横になって休んだ。
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